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2014年9月22日

治療で大変なのが、痛いことに続いて、口をずっと開けていることだと思います。

開けていないといけない上に水がたまって、削った水だから飲んでいいものか悪いものか...

そんなときはやっぱり休憩の意味でも「うがい」したいですよね。

でも、大変申し訳ないのですが、うがいをして欲しくないときというのがあるんです。


1.詰め物をしているとき

虫歯を削ってできた穴には詰め物をします。その詰め物、歯が濡れているとくっついてくれないんです。つまり、詰め物をしている最中にうがいをしてしまうとダメな詰め物になってしまいます。

詰め物をするときの独特のにおいなどが気になる方もいらっしゃると思いますが、少し我慢をお願いします。


2.根の治療をしているとき

根の治療、つまり歯の中のいわゆる神経の通っている管(根管といいます)を掃除する治療ですが、この治療、なんのためにやるかというとその管の中をなるべく無菌化するためにやっています。無菌化が根の治療の成功のカギで、そこが達成できないと将来根の先が膿んで痛みが出ます。

根の治療中にうがいをしてしまうと唾液中の細菌が根の中に入ってしまうため、せっかく無菌化するための治療なのに意味がなくなってしまうんです。

奥歯の根の治療だと、器具を根の中に入れるためにはかなり大きく開いていただく必要があったり、大変な思いをさせてしまい申し訳ないのですが、歯をしっかり治すためなんとか頑張っていただけたらと思います。


以上のように、別に意地悪で長時間開けさせているわけではないことをご理解いただければ幸いです。

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引っ越し

荒井歯科医院 院長 荒井淳次 荒井歯科医院
院長 荒井淳次

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【経歴】
2004年
 東京医科歯科大学
 歯学部卒業
同年
 歯科医師免許取得
 東京医科歯科大学歯学部
 附属病院義歯外来専攻生
2006年
 同外来医員に就任
2008年
 同外来非常勤講師として
 週1日勤務
 荒井歯科医院勤務開始