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2013年12月10日

当院で訪問歯科診療を本格的に始めて2年と3か月ほどが経ちました。

それまでも訪問歯科診療は行っていましたが、提携の病院で必要があったときのみ訪問するというもので歯の治療が主体となっており、口腔ケアは行っていませんでした。

2011年9月、日本で訪問歯科診療が始まった当初から訪問歯科を専門としている歯科衛生士の小山内が加入したことで、当院の訪問診療は口腔ケア中心のものに大きく変わりました。

特にご高齢の方の場合、誤嚥性肺炎というものが死因の多くを占めます。
お口の中が不衛生だと、誤って肺にものを飲み込んだ場合細菌が肺に入り込んでしまい、それが原因で肺炎が起こります。

当院が口腔ケアを始めたある施設では、肺炎を起こした利用者様が年間0人になったという大きな結果が出ています。それぐらい口腔ケアは重要なものなのです。

当院の院内治療と同様、患者様を中心に考えた(単なる金儲けのためではない)訪問歯科診療のスタイルが徐々に認めて頂けたようで、今では8施設に入らせていただき、他在宅診療のご依頼も多数いただいております。

スタッフも増え、常勤歯科医師2名、非常勤歯科医師3名、常勤歯科衛生士4名で、訪問車両も3台使用して診療を行っております。

スタッフの中には他院で訪問歯科診療に携わっていたものもおりますが、以前に行っていた診療のスタイルとはまったく違い、本当に患者さんのためになる治療だからやりがいがあるという声も出ております。

今後も日本は要介護人口も増え、ますます訪問歯科診療のニーズは増えていくと思われます。それを狙って心無い歯科医師が金儲けのために訪問歯科を始めるというケースも増えるでしょう。ご家族にはそのあたりをしっかりと見極めていただき、患者様ご本人のためになる訪問歯科を選んでいただきたいと思います。


訪問歯科ページ
http://www.araident.com/visit.html

2013年3月 5日

<摂食・嚥下障害>
摂食(食べること)・嚥下(飲み込むこと)が病気などにより難しくなることを摂食・嚥下障害といい、
摂食・嚥下障害に対する検査や治療、リハビリなどを摂食・嚥下治療と呼びます。


<誤嚥性肺炎・窒息>
摂食・嚥下障害が起こると、誤嚥(食べ物などを誤って肺に入れてしまうこと)が起きやすくなります。

誤嚥によってお口の中の細菌が肺の中に入ると、その細菌が肺炎を起こします。
これを誤嚥性肺炎といい、高齢者においては死に繋がる危険性の高いものです。

また大きなものを誤嚥すれば窒息につながります。
よくお餅をのどにつまらせるというのはこれです。


<摂食・嚥下治療の内容>
このように摂食・嚥下障害が起きると、楽しみであるはずの食事が安全にできなくなってしまいます。

お楽しみとしての食事を、より長く、より安全にしていただけるようにお手伝いする、それが摂食・嚥下治療です。


摂食・嚥下治療では、まずは検査をし、その後機能の改善と食事形態・方法の改善を行います。

〜機能の改善〜
可能な場合はリハビリをして飲み込み機能の改善をします。
(障害の進行度合いによっては機能の改善が見込めない場合もあります)

〜食事形態・方法の改善〜
機能の検査により、現状の飲み込み機能と食事の形態や方法が合っていないことが分かった場合、食事形態や方法を改善します。

患者様に合わせて、できることを着実にやっていきます。

<症状>
周りに方が気づくことには、
・食事に時間がかかるようになった
・やせてきた
・食べこぼす
・口の中に食べ物が残る
・食事中や食後にむせる
・痰がでる
・のどがゴロゴロなる
・風邪以外で熱が出ることがある

自覚的な訴えには
・食べにくいものがでてきた
・のどの奥に食べ物が残る
・食べ物がつっかえる
・飲み込みにくい
などがあります。

ひとつでも気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

https://www.araident.com/

2012年6月19日

本年6月5日に発表された、平成23年度人口動態調査の​死因の順位で、
前回4位だった肺炎が、脳血管疾患を抜いて3位になりました。

さて、肺炎のひとつに誤嚥性肺炎というものがあります。

歯磨きなどの口腔ケアがしっかりできていないと、口の中の細菌が増え、それを誤って肺の中に飲み込む(誤嚥する)ことで、その細菌が肺炎を起こす。これが誤嚥性肺炎です。

肺炎の60~80%は誤嚥性肺炎であり、口腔ケアを行うこと​で高齢者の肺炎の発症率が40%低下すると言われています。

当院の訪問診療で口腔ケアをしている施設でも、原因不明の発熱をする高齢者の方が減ったという声があります。


高齢者の方の口腔ケアをしっかりすることで、肺炎で亡くなるリスクを下げることができます。

当院では施設はもちろん、在宅での口腔ケアも承っており、専任の歯科医師、衛生士が伺って診察にあたります。

なんらかの事情で通院することができないご家族がいらっしゃるのであれば、一度ご相談いただければ幸いです。

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2011年9月18日

久しぶりの更新です。

最近訪問歯科専任のスタッフが入り、本格的に訪問診療を始めました。

訪問診療というのは、ご自宅や施設にいながらにして、通院するのとほぼ同じ治療を受けられるものです。


特に、訪問歯科が必要な方は入れ歯をお使いのことが多いかと思いますが、

自宅での治療で入れ歯を作れることをご存じない方が多く、

合わない入れ歯を使っていらっしゃいます。

合わない入れ歯を使っていると、口の周りの機能が低下し、

しゃべったり飲み込んだりということができなくなり、全身の健康状態精神状態に影響してきます。

入れ歯を作り直すことで歩けない方が歩けるようになることもあります。


もうひとつ訪問歯科で重要なのは、口腔ケアです。

口腔ケアという言葉は口の周りのケア全般をさしますが、

特に重要なのは歯みがきです。

お年を召した方は飲み込む機能が低下し、誤嚥(飲み込んだものが肺に入ってしまう)をしやすくなります。

口の中がしっかりと磨けていなくて、細菌が大量に繁殖していると、誤嚥をした際に、細菌が肺に入り込み、その細菌が肺炎を起こします。


肺炎は死亡原因の3位以内に入ってくる病気です。

口腔ケアをしっかりしていないことが死につながってしまうということです。


当院の衛生士が伺っている施設では、

「原因不明の発熱が減った」という喜びの声をいただいております。


元気に長生きしていただくためにも、訪問歯科は今や必須の時代です。


何らかの理由で歯科に通うことができないという方は、ぜひ一度ご相談下さい!

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2010年5月 5日

当院では訪問歯科を承っております。

訪問歯科とは、ご自宅や施設などで、通院が困難な患者様のところにうかがって、

歯科治療をするものです。


ご高齢の方は誤嚥といって食べ物や唾液などを飲み込むときに、

誤って肺に入ってしまうことがあります。

毎日の歯みがきが適切に行われず口腔内の衛生状態が悪いと、

口腔内で細菌が繁殖し、誤嚥でその細菌が肺に入り込みます。

するとその細菌が肺炎を起こします。

誤嚥性肺炎といいます。肺炎は高齢者の死亡原因の多くを占めます。


口腔内の衛生状態を良くすることは、全身の健康に直結するということです。


ですから、特に歯では困っていない方でも訪問歯科を受けられることは

健康のためにプラスになることです。

もし通院困難なご家族の方がいらっしゃったら、一度ご検討下さい。

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訪問診療
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引っ越し

荒井歯科医院 院長 荒井淳次 荒井歯科医院
院長 荒井淳次

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【経歴】
2004年
 東京医科歯科大学
 歯学部卒業
同年
 歯科医師免許取得
 東京医科歯科大学歯学部
 附属病院義歯外来専攻生
2006年
 同外来医員に就任
2008年
 同外来非常勤講師として
 週1日勤務
 荒井歯科医院勤務開始