«  2011年5月  » 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
2011年5月24日

親知らずってどの歯のことかご存知ですか?

一番前の歯を1番としたときに前から数えて8番目の歯が親知らずです。

ただ歯がもともと少なかったりということもあり、絶対とは限りませんが、基本的に8番目です。

また、親知らず自体がもともと存在しない方もいらっしゃいます。


親知らずは抜いたほうがいいとよく歯医者がすすめますが、それにはわけがあります。

1.斜めにはえたりして、ハミガキがしづらい状況が多く、親知らずの周りの歯ぐきがはれることがあるため。

2.親知らずがあることで、その一個前の7番目の歯の奥側が磨きづらくなり、7番目の歯が虫歯になったりする。

3.奥から歯を押してきて歯並びが悪くなることがある。


また、抜かないでとっておくメリットもあります。

それは「歯の移植」をするときに移植元の歯(ドナー)として使うことができたり、ブリッジの土台として使うことができるということです。

ただ、移植元の歯やブリッジの土台としてとっておくのであれば、しっかりと親知らずまで歯みがきができて、親知らずや7番目の歯が虫歯にならなさそうであるという前提が必要です。

また、ちゃんと上下がそろっていて、しっかり噛んでいれば抜かないでおくこともあります。


親知らずの抜歯に関してですが、ものすごい痛いというイメージがあり敬遠する方も多いのが現状です。

しかし、普通にまっすぐはえている親知らずを抜くときは、抜く際の痛みはもちろんありませんが、麻酔が切れたあとの痛みもほとんど出ないことが多いです。

問題は下の歯が真横にはえていて、半分歯ぐきに埋まっていたりする場合です。

顎が小さいと、親知らずがはえるスペースがなくなり、真横にはえてしまうのですが、

この場合は、まず歯ぐきを切って開いて、親知らずの頭を削って落として取り出して、骨を削ったりして、根っこを引っぱり出して、最後に糸で縫う、という、聞くだけでおぞましい治療になります。

わざと大げさに書きましたが、実際はそんなにきつい処置ではありません。麻酔が効いているので痛みは全くありませんし。

ただ、麻酔が切れたあとの痛みや腫れがかなり強く出ることがあります。

抜く際はご自分の休みの日の前の日(医院の休みの日の前の日だとなにか問題があったときに対応してもらえません)にしたほうがいいかもしれません。


このように、ちょっと大変なこともある親知らずの抜歯ですが、頻繁にハレて痛みを出したり、7番目の歯が虫歯になるようなことがあれば、覚悟をして抜くことをおすすめします。

https://www.araident.com/

2011年5月14日

歯を磨くことの力は絶大です。

虫歯は歯みがきがしっかりできていれば予防することができます(穴が開いてしまった虫歯は歯みがきで治すことはできませんが)。

歯周病に関しては歯みがきがしっかりできていれば、予防することはもちろん、治すこともできます。

しかし、歯みがきではたちうちできない、厄介な歯の病気があります。


根の先の病気、根尖病変です。歯医者の間ではペル(Per)といいます。


根の先の病気であるペルの原因は、歯の中に繁殖した細菌です。

絶大な力を持つ歯みがきといっても、さすがに歯の中までは磨けません。


ペルは神経をすでにとってあるか、神経が死んでしまっている歯に起こります。

その場合は歯医者が歯の中を掃除して無菌状態にし、神経に代わる詰め物を歯の中に詰めるという治療をするのですが、再発することも多いのが現状です。

その再発は歯ブラシで防ぐことはできないし、定期的に検診・クリーニングをしても防げないという厄介な病気なのです。


なんだか暗い話になってしまいましたが、ペルにならないためには神経が死んでしまわないように虫歯を作らないことが唯一の方法ですので、定期的に検診をして、虫歯は小さいうちに治しましょう。

https://www.araident.com/

2011年5月 1日

歯磨きはいつやるのがいいんですか?

よく聞かれる質問です。

僕は朝食後と寝る前に歯磨きをしています。

朝は時間がないのでフッ素入り歯磨き粉とMIペーストという歯磨き粉を使ってざっと磨き、薬の効果に期待します。その代わり夜は全ての歯の歯垢をきっちり落とすために時間をかけて歯磨きをし、フロス(糸ようじ)で歯と歯の間も掃除します。


「朝食前と朝食後ではどちらがいいんでしょうか?」という質問もありましたのでまとめてみます。

<<朝食前に磨く>>

☆メリット

・夜間に繁殖した細菌を落とせるので、朝食でその細菌を飲み込まずに済む。
(ただ、飲み込んだとしても問題がある量の細菌ではないので、ただの気持ちの問題です)

★デメリット

・朝食後にも磨くのであれば、回数が増えて大変。

<<朝食後に磨く>>

☆メリット

・食べカスを落とせる。

★デメリット

・酸性の強いものを食べた場合、歯が溶けているので、そこをブラシで磨くと再石灰化(溶けた歯がもとに戻る)する前に歯が削れてしまう。


まとめてみましたが、実は上記のことはあまり重要ではありません。

ここで虫歯のできかたを説明します。

私達が食べたものに含まれる糖分を、細菌が分解して酸を出します。

その酸が歯を溶かして虫歯ができます。

つまり、糖分を分解する細菌が口の中に十分に少ない状態が大事なんです。

その状態を歯磨きによって作るわけですが、それが食前でも食後でもいいんです。

厳密にいうと食前に歯垢を落としておけばそもそも糖分が分解されないので虫歯ができないので、食前のほうがいい気もしますが、あまり差はないと思います。


大事なのは、虫歯ができるメカニズムをしっかり理解することです。

https://www.araident.com/

そもそもみなさんはなぜ歯を磨くんでしょうか?

「磨けと教えられたから」

「口臭が気になるから」

「虫歯にならないように」

いろいろな意見があると思います。しかしやはり一番大事なのは、

「歯を失わないため」だと思います。

歯磨きに対する誤解でもっとも多いのが、

「歯磨きは食べカスを落とすためにする」

というものです。

以前「食後1日3回歯を磨きましょう」などというキャンペーンみたいなものがあって、

食後に磨く=食べカスを落とす

というイメージが定着してしまったんでしょう。

これは間違っています。もちろん食べカスを落とす必要もあります。

しかし歯磨きの1番の目的は「歯垢」(生きたバイ菌のカタマリ)を落とすことなんです。「歯垢」は食べカスと思っている方が多いですが違うのです。


歯磨きの目的は「歯を失わないため」と言いました。

歯を失わない=歯を失う原因を取り除く

歯を失う原因=歯周病・虫歯

歯周病・虫歯の原因=歯垢の中のバイ菌が出す「毒素」や「酸」


つまり楽しい老後のために歯を失わないようにするには、毎日歯垢を落とせばいいのです。


歯磨きの目的は「楽しい老後のために、歯垢を落とすこと」なんです。


あなたの歯磨きのやり方で「全ての」歯の歯垢を落とすことができていますか?

おおざっぱに磨いて奥歯の方に歯ブラシが当たってないことはないでしょうか?

食べカスを落とそうと思って磨いていると、ざっと磨いてやめてしまうことがあります。

歯磨き粉でさっぱりして磨くのをやめてしまうと、わんさか歯垢が残っていることがあります。

一度も歯の磨き方のレッスンを受けたことがない方、受けたことはあるが自信がない方は、ぜひ一度歯医者さんに行ってレッスンを受けてみて下さい。

https://www.araident.com/

« 2011年4月 | メイン | 2011年6月 »

Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当クリニックが保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当クリニックの著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。

引っ越し

荒井歯科医院 院長 荒井淳次 荒井歯科医院
院長 荒井淳次

http://www.araident.com/

【経歴】
2004年
 東京医科歯科大学
 歯学部卒業
同年
 歯科医師免許取得
 東京医科歯科大学歯学部
 附属病院義歯外来専攻生
2006年
 同外来医員に就任
2008年
 同外来非常勤講師として
 週1日勤務
 荒井歯科医院勤務開始