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2010年10月22日

「おやしらずを抜きましょう」というと、

「えっ!だっておやしらず抜くのものすごい痛いって聞きますよ?できれば抜きたくないです・・・」

という方が多いです。

確かに、埋伏歯といって、歯ぐきの中に埋もれている歯を抜く時は痛みが強くでることがあります。
なぜなら、歯ぐきをメスで切り開いて、歯を削って半分に割って、抜いた後は2〜3針縫って・・・聞いただけでぞっとしますよね。もちろん麻酔をしますので術中は痛みはないんですが、麻酔が切れるとけっこう痛いことがよくあります。

そのせいでしょうか、その痛みがうわさとなって、「埋まっているおやしらずを抜くのは痛い」というのがいつの間にか「おやしらずを抜くのは痛い」となってしまったんでしょう。

しかし、普通にはえているおやしらずであれば、抜くのは全く大変ではありません。むしろ麻酔をする時間も含めて5分ぐらいで終わってしまうこともあります。
抜くのが大変でなければ、麻酔が切れた後もほとんど痛みが出ないことの方が多いんです。


ちなみにおやしらずを抜くのは理由があります。

1.おやしらずは一番奥にあり磨きにくく、虫歯や歯周病になり痛みを出しやすいため
2.おやしらずがあることでその手前の歯が磨きにくく、手前の歯が虫歯になるため

また抜かずにとっておくメリットもあります。大臼歯を抜く必要がある場合、おやしらずを移植することができるため、いうなれば「移植のドナー」としてとっておくこともあります。また、ブリッジや入れ歯の土台の歯にもなりますので、そういった意味でとっておくのもひとつです。


まとめると、おやしらずだから抜くと痛いのではなく、抜くのが大変なほど痛くなる可能性があるということです。抜くべき歯は安心して抜きましょう。

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荒井歯科医院 院長 荒井淳次 荒井歯科医院
院長 荒井淳次

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【経歴】
2004年
 東京医科歯科大学
 歯学部卒業
同年
 歯科医師免許取得
 東京医科歯科大学歯学部
 附属病院義歯外来専攻生
2006年
 同外来医員に就任
2008年
 同外来非常勤講師として
 週1日勤務
 荒井歯科医院勤務開始