歯医者で治療中にうがいをしてはいけないときとは?

荒井歯科医院 歯科コラム

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歯医者で治療中にうがいをしてはいけないときとは?

「治療中で大変なことランキング」1位は痛いことだと思いますが、2位はなにかというと口をずっと開けていることだと思います。

大きく開けていないといけない上に水が溜まって、歯を削った水だから飲んでいいものか悪いものか…

そんなときはやっぱり休憩の意味でも「うがい」したいですよね。

でも、大変申し訳ないのですが、うがいをして欲しくないときがあるんです。

 

1.詰め物をしているとき

虫歯を削ってできた穴には詰め物をします。その詰め物、歯が濡れているとくっついてくれないんです。

つまり、詰め物をしている最中にうがいをしてしまうとダメな詰め物になってしまいます。

詰め物をするときの独特の臭いが気になる方もいらっしゃると思いますが、少し我慢をお願いします。

 

2.根の治療をしているとき

根の治療、つまり歯の中の神経の通っている管(根管といいます)を掃除する治療ですが、この治療はなんのためにやるかというとその管の中をなるべく無菌化するためにやっています。無菌化が根の治療の成功のカギで、そこが達成できないと将来根の先が膿んで痛みが出ます。

根の治療中にうがいをしてしまうと唾液中の細菌が根の中に入ってしまうため、せっかく無菌化するための治療なのに意味がなくなってしまいます。

奥歯の根の治療だと器具を根の中に入れるためにはかなり大きく開いていただく必要があったり、大変な思いをさせてしまい申し訳ないのですが、歯をしっかり治すためなんとか頑張っていただけたらと思います。

 

以上のように、別に意地悪で長時間開けさせているわけではないことをご理解いただければ幸いです。